「番外編 その3」 木曽路 五宿 − 奈良井・薮原・宮ノ越・木曾福島・上松 − 江戸と大坂・京とむすび東海道と並ぶ主要街道・中山道には、合計69の宿場町がありましたが、その内、桜沢から立場茶屋までの約90kmはとくに木曽路とよばれ、奈良井宿、木曾福島宿、妻籠宿、馬籠宿など11の宿場町がおかれました。 木曾川の流れに沿って険しい峠を越え、深山幽谷を岨づたいに縫うようにして伸びる木曽路は、数々の歴史の舞台ともなりました。 今回、木曽路11宿のうち奈良井宿から上松宿までの5つの宿場町を歩いてきました。
木曽路とは
木曽とは、長野県の南西部にある一地域のことで、現在では木曽郡という名で括られる木曽福島町を中心とした3町8村からなっています。
木曽路が文献に現れるのは、大宝期(西暦700年頃)の昔のことです。古くは東山道とよばれ、東側の伊那盆地(天竜川沿いの伊那路)を通っていましたが、木曽川沿いに移ったことが記されているそうです。
江戸時代に入って江戸〜京都間を結ぶ幹線として、木曽路は中山道に組み込まれ、11の宿場が整備されました。
今回は、木曽11宿のうち、奈良井宿から上松宿までの5宿の宿場町について、その成り立ち、現在の町の様子、そして歴史上のエピソードをまとめてみました。
薮原宿 難所鳥居峠をひかえた木曽川の源流の里... 宮ノ越宿 木曽義仲が平家追討の旗挙げをした歴史の町 木曽福島宿 関所と代官所のおかれた木曽路の中心地.. 上松宿 木曽の木材集積地で周辺には奇観の名所...
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